はじめに

映画が「ハイレベルな観衆が集まる特別なアート」であるということに、皆さんも異議はないでしょう。映画は、この世に登場した時から、世界中の映画館で年間何万本もの作品が公開されるようになった現在に至るまで、常に注目を集めてきました。


筆者は、ジャンルを問わず映画が大好きで、映画作品や脚本・俳優などの分析が趣味です。洋画も好きですが、もちろん邦画も好きです。日本国内でもここ何十年間も映画産業は盛んであり、数々の邦画作品は世界中の国際映画祭で賞を獲得しています。
邦画の歴史は、長く豊かで幅広い内容なので、ひとくくりに分析したり観察したりするのは容易ではありません。邦画ジャンルは、戦後の名作からフェミニストの短編、無声映画まで、多岐にわたっています。


最近筆者は、特にギャンブル映画にはまっています。映画業界とギャンブル業界には、共通点が多いように思います。映画業界は、様々なギャンブル施設での撮影を好んできました。そして世界の有名なカジノ施設もまた、それを喜んで受け入れてきました。そしてギャンブル映画は観客を楽しませ、観客もまたギャンブル映画を好んできたのです。

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